Release 〜ココロを解放するWebマガジン〜

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性格は変えられるのか?

こんにちは。よしひろ(@dandoreator) です。

 

今日は性格についてのお話です。

 

まず、性格についてお話する為には「性格」と「価値観」の違いをご紹介しておかなければなりません。まずは性格と価値観についてご紹介していきましょう。

 

1、性格と価値観の違い

性格とは「物事について考えたり、感じたり行動する時に現れる一定の特徴」とされています。甘えん坊や怒りん坊、人見知りなど、その人の行動の根源となるもので、生涯にわたって変わることはないと言われています。

 

性格には遺伝による影響と環境による影響があるとされており、性格の約半分が遺伝により決まるとされています。同様に、残りの半分は環境的な要因だとされています。

 

性格はおおよそ3歳頃に形成され、そのまま生涯にわたり変化することはないといわれています。

 

一方、「価値観」というのは「自分の意思決定における判断基準」とされ、何か行動を起こす際にどのように考えるのかという指標となります。

 

性格と価値観には相関性も見られますが、基本的には別物の概念と理解すると良いでしょう。

 

 

2、性格の種類

 

性格は「類型論」という概念で様々な心理学の権威がパターン化を行なっています。

例えば、カール・ユングという心理学の大家は性格を

・外向(積極的・環境に左右されやすい)

・内向(消極的・環境に左右されにくい)

という2つの心の方向性に

・思考(論理性で判断する)

・感情(好き嫌いで判断する)

・直感(ひらめきを信じる)

・感覚(見たままを信じる)

という4つの心の機能を組み合わせた8つの性格に分類しました。

 

また、別の著名な心理学者のエーリッヒ・フロムは5つのタイプに性格を分類しています。

・受容的(人からの助けを望むタイプ)
・搾取的(自分の興味から人と繋がる)
・貯蔵的(物質的な豊かさが第一と感じる)
・市場的(経済的な利益から人と繋がる)
・生産的(愛と精神的な豊かさが第一と感じる)

 

このように性格は分類され、多くの人が「自分はどこに当てはまるか」を分類します。

ネットでも検索すれば自分の性格を分類してくれるような様々なテストに出会うことができます。

 

そんな性格ですが、「性格を変えられるのか」という点には興味のある方もいると思います。

 

性格は変えられるのか?それを調べてみたいと思います。

 

 

3、性格は変えられるのか?

様々な学説がありますが、性格は変えられると考えています。

性格というのは習慣の積み重ねですから、自分の性格をどのようにしていきたいかを設計し、その性格になるように思考や行動を変えていけば性格は変化していきます。

 

しかし、当然ながら性格を変えるには時間がかかります。

また、自分の現在の性格がどのような性格かを正しく認識し、その上でどのような性格になっていきたいたいのかという設計が必要です。

自己認識と将来へのイメージ。この2点があれば性格は変えることが可能です。

もし、自分の性格を変えていきたいと強く感じているのであれば、是非とも自分の性格を変えていくことに挑戦して欲しいと思います。

私も、前向きに挑戦する方々を応援していきたいと思います。

 

それでは、今日はこのあたりで。

またお会いしましょう。